業界ガイド

IT・Web業界

IT・Web業界は、ソフトウェア開発・Webサービス・クラウド・通信などを扱う業界です。社会全体のデジタル化を追い風に市場が拡大を続けており、企業も職種も選択肢が豊富です。年功よりも実力やスキルが評価されやすく、リモートワークやフレックスといった柔軟な働き方を取り入れる企業が多いのも特徴です。一方で「IT業界」とひと括りにできないほど中身は多様で、受託開発・自社サービス・SES(客先常駐)などビジネスモデルによって働き方やキャリアの伸び方が変わります。どのモデルの会社かを見極めることが、納得のいく転職につながります。

市場動向

DX(デジタル化)の進展、クラウド移行、生成AIの普及により、エンジニアをはじめとするIT人材の需要は高い水準が続いています。経済産業省も将来的なIT人材不足を指摘しており、慢性的な売り手市場です。これを背景に、未経験者向けの研修制度を整えて採用する企業も増えています。

主な業態・分野

自社サービス(SaaS・Webサービス)自社プロダクトを開発・運営。一貫して関われて成長が早い反面、未経験には門戸がやや狭めです。
受託開発・SIer顧客企業のシステムを請け負って開発。幅広い業界の案件に関われ、上流工程の経験も積めます。
SES(客先常駐)エンジニアを顧客先に派遣。未経験から入りやすい入口ですが、案件次第で経験が偏ることもあります。
Web制作・広告・メディアサイト制作やWebマーケティングを手がける領域。デザイナーやマーケターの活躍の場でもあります。

主な職種

  • ITエンジニア(開発・インフラ)
  • Webエンジニア・Webデザイナー
  • ITコンサルタント・プロジェクトマネージャー
  • Webマーケティング・カスタマーサクセス
  • IT営業(法人営業)

平均年収の目安

350万〜700万円

職種と扱う技術によって幅があります。専門性の高い領域やモダンな技術スタックの自社開発企業では高水準も期待でき、スキルの伸びが年収に反映されやすい業界です。

こんな人に向いている

  • 新しい技術や知識を学び続けることが苦にならない人
  • 年功より、成果やスキルで評価されたい人
  • リモートワークなど柔軟な働き方を重視する人

知っておきたいポイント

転職前に確認したい点
  • 技術の移り変わりが速く、就業後も学び続ける姿勢が前提になる
  • SESなどモデルによっては、希望する開発経験を積みにくい場合がある
  • 成長企業はスピード感が速く、自走を求められる場面が多い

未経験からの入り方

  1. 目指す職種と分野を決める

    エンジニア・デザイナー・マーケなど、職種で学ぶ内容が変わります。まず方向を定めます。

  2. 基礎学習とポートフォリオを用意する

    言語の基礎や制作物(ポートフォリオ)があると、未経験でも意欲と実力を示せます。

  3. ビジネスモデルで企業を選ぶ

    自社開発・受託・SESで成長の早さが違います。研修制度とアサイン方針を確認します。

  4. 実務経験を積んでキャリアを広げる

    まず実務に入り、専門性を高めて自社開発やより上流の役割へ移っていきます。

将来性

デジタル化は今後も社会全体で進むため、中長期的にも需要は底堅いと考えられます。生成AIの登場で求められるスキルは変化していますが、AIを使いこなす側に回れば、むしろ価値を高められます。学び続ける姿勢が市場価値の維持につながる業界です。

この業界に多い職種

関連コラム

よくある質問

未経験からIT・Web業界に転職できますか?

人材需要が高く、未経験向けの研修付き求人もあるため、他業界に比べて挑戦しやすい業界です。基礎学習やポートフォリオを用意し、研修制度のある企業を選ぶと、転職の可能性が高まります。最初はSESや保守から入り、経験を積んで自社開発へ移る人も多くいます。

IT業界はリモートワークしやすいですか?

業務がオンラインで完結しやすく、リモート可の企業が比較的多い業界です。ただしフルリモートか出社併用かは企業ごとに異なり、未経験のうちは出社で学ぶ前提の会社もあります。求人票や面接で勤務形態を確認しましょう。

IT業界は今後も成長しますか?

社会のデジタル化は続くため、中長期的にも需要は底堅いと見られています。生成AIで一部の作業は自動化が進みますが、AIを活用して開発や施策を進める人材の価値はむしろ高まっています。変化に合わせて学び続けることが、長く活躍する鍵です。

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